あなたは「特定技能 介護」と聞いてどんなイメージを持ちますでしょうか?
「何かITの用語かな?」
「介護の資格?」
などあまり馴染みがない方が多いかと思います。
実は、”特定技能における介護”は、『あなたの周り』にも『あなたの未来』にも、さらには、『日本の未来』にも関わる、重要な分野になってきているのです。
今回は、そんな「特定技能 介護」の、数ある疑問から5つをピックアップして紹介していきます。
「特定技能 介護」ってなんなの?
(多国籍の人々を考える。グローバルコミュニケーション。多様 性。 - 外国人 ストックフォトと画像)
そもそも「特定技能」とは端的にいうと、
人材確保がとくに難しい特定分野について、従来よりもかなりゆるく受けやすい条件のもとに海外から人材を受け入れることができるという制度です!
いうまでもなく現在、日本は少子高齢化社会の真っ只中であり、これからさらにこの状況が進んでいくと、多くの分野で人材が不足しはじめてきます。
そしてそれが現実のものとなってきているのです。
この状況に立ち向かうために、平成31年4月に「特定技能」という在留資格の制度が国によって開始されました。
現在では、14の分野で特定技能の在留ビザが認められていて、「介護」もその一つとして存在しているのです。
また、介護業界はもともと、高齢化の影響を直接的に大きく受ける業界であり、その需要を無視することができないのは間違いないのですが、すでに深刻な人で不足に陥っています。
また、その改善を動きもなかなか見ることができません。
そこで、登場するのが「特定技能 介護」!
ひっ迫している介護業界の雇用の現状を改善し、今後の介護福祉サービスの未来を明るくするものと今、期待されているのです!
なぜ「特定技能 介護」が必要なの?
「そうは言っても実感がわかない。」
そう思われる方もいらっしゃいますよね。
そこで、ここでは、なぜ”特定技能における介護”が必要なのかをもう少し深掘りして説明していきます!
まず、下の資料をご覧ください。
出典:総務省(https://www.soumu.go.jp/main_content/000557685.pdf)
これをみて、あなたはどのようなことを考えるでしょうか?
おそらく多くの方が、このままだとまずいと思うことでしょう。
この資料をみてわかるように、年々介護サービスにおける人手不足は、全職業における有効求人倍率をみてもわかるように膨らみ続けていきます。
簡単にいうと、この資料の平成27年度の介護業界では、
人手が求人数に対して3倍も足りていないということなのです。
あなたがもしこのような状況を真剣に受け止めるのであれば、「特定技能 介護」はその希望の光になるのです。
実際、海外からの働き手を他業界で受け入れをはじめています。
なので、これから検討をしていくということでも、十分時間はあるということは事実なので、安心してまずは情報収集に取り組んでいきましょう!
「特定技能 介護」の実態は?
次に、特定技能における介護の実態を説明していきます。
まずは、介護業界の実態をみてみましょう。
出典:総務省(https://www.soumu.go.jp/main_content/000557685.pdf)
一番右の欄をみていただくとわかるように、やはり現場からも人出が足りていないということが多く出ているようです。
また、
・ 年間約20事業所が事業を廃止又は休止しており、そのほとんどが少人数の事業所で、高齢のため退職したヘルパーの後任が補充できないなど介護人材の不足が原因となっている。
・ 平成28年3月及び29年1月にヘルパーの退職による人員不足(常勤換算2.5人を確保できないなど)のために2事業者が訪問介護を休止している。
との報告も上がってきています。
一方、特定技能者についてはどうなのでしょうか?
出典:出入国在留管理庁(http://www.moj.go.jp/isa/content/001341039.pdf)
こちらの資料をみてわかるように、特定技能者の介護分野の受け入れ数はかなりの割合で占めてきています。
つまりこの先、特定技能者の受け入れをすることにより、介護分野の人手不足は緩和されていく可能性があるということですね!
特定技能者を受け入れるメリットは?
では、実際に特定技能者を受け入れるメリットについて考えていきましょう。
大きなメリットとしては、
・人手不足の解消
・即戦力となる労働力を得られる
・在留資格を得るとすぐ入国できる
・優秀な外国人労働者が多い
というところにあるかと思います。
人手不足に関しては、説明不要かと思いますが、その他の3つについての説明を簡単にしたいと思います。
まず、特定技能を取得するためには特定技能評価試験と日本語評価試験に合格しなければいけないという決まりがあります。つまり、一定の知識や技能を持った状態で受け入れることが可能なのです。
また、技能実習生の場合、入国までに認可を得る必要があります。ゆえに、約6ヶ月~7ヶ月は時間を要してしまうのです。しかし特定技能の場合、試験に合格していれば即戦力として雇うことができます、、!
つまり、特定技能者を受け入れるメリットは、優秀な人材をすぐに受け入れることが可能ということですね!
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介護施設での特定技能者の受け入れ方法は?
企業が特定技能者を在留資格で受入れるには、下記の5つのステップが必要になります!
①:産業分野と業務内容は特定技能の条件にあっているか
②:外国人材の採用は海外・国内のどちらかを検討する
③:特定技能評価試験と日本語能力試験に合格しているか
④:受入れ企業に求められる雇用条件を満たしているか
⑤:特定技能1号への支援計画の内容とタイミングを確認
少し難しく感じるかもしれませんが、下記リンクから厚生労働省の公式の手続き方法が閲覧できますので、ぜひ一度覗いてみてください!
まとめ
以上になりますが、いかがでしたでしょうか?
特定技能のことを知らない方には新しい発見が、
介護サービス関係者の方には、かなり重要な情報を得ることができたのではないでしょうか。
ぜひ、今後の労働体制などに「特定技能」を検討してみてくださいね!